怖い話の詳細情報


No186
内容 あるカップルが山にドライブへ行き辺りが薄暗くなったころ、帰ろうとしたが、道を間違えたのか、見覚えの無い古いトンネルを通った。辺りは暗く、少し気味が悪かったのですが一本道なのでそこを通るしかない。仕方なくトンネルに入ると…「バン」と後ろの窓を叩かれたような衝撃があった。びっくりして彼女が後ろ振り向いたが、何もありません。後続の車無い。早く出ようとアクセルを踏むと…
「バンバン」
「バンバンバン」
「バンバンバンバンバンバン」
いたるところから車が叩かれた。恐ろしくなった二人は、とにかく急いでトンネルを抜けようと、猛スピードで車を走らせた。早く人の居るところへ行きたいと必死に車を走らせ、二人はようやく山のふもとのガソリンスタンドに辿り着いた。明るい電気の下で窓ガラスを見ると、大小様々な手形がびっしりとついていた。店員さんに拭き掃除を頼み、すぐに掃除を始める店員を無意識に眺めながら、車内で呆然とする二人。
しばらくして店員が首を傾げながら運転席の横までやってきて、コンコンと窓を叩いた。何かと思って窓を開け、話を聞いて二人は凍りついた。「この手形、中からついてますよ」
こんな状況に
こんな人に
小話分類怖い話
出典
投稿者sijisuru
発生日2013-08-02

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