怖い話の詳細情報


No189
内容 一人っ子の私は、両親にとても愛されながら育った。特に母は私を可愛がり私が何かいたずらや失敗してもいつも笑って許してくれた。そんな母が私は大好きだった・・・。
ある日、学校から帰ってきてリビングでテレビを観ていると電話がなった。母からだった。
「美由紀、今ヨーカドーなんだけど冷蔵庫にレタスがあるかみてくれる?」
私は「ちょっと待ってね」と言いながらキッチンに向かった。そして、冷蔵庫を開けた時、冷蔵庫の上にあったものが落ちた。一冊の手帳。
あれ?と思いながら私は冷蔵庫を開けてレタスがあることを母に伝えた。電話を切った後私はふと落ちてきた手帳を手に取った。手帳は母が昔から肌身離さず持ち歩いるものだ。私は小さい頃からこの手帳の事が気になっていた。何をしても笑って許してくれた母・・・。
でも、覚えてる。私が失敗や悪さをする度に母がこの手帳にサラサラと何かを書いていたのを・・・。そして、それは今でもそうだ。私はずっと何を書いているか知りたかった。好奇心に負けた私は、罪悪感なども感じずにパッと手帳を開いた。無作為に開いたその手帳、その真ん中の方のページ。そこにはこう書かれていた。
『3月4日美由紀-2点、残り67点』
こんな状況に
こんな人に
小話分類怖い話
出典 姫華さん
投稿者sijisuru
発生日2013-08-02

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