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No193
内容 高校時代仲良かった6人グループで卒業何年か後に久しぶりに集まって高原に旅行の約束。A子が密かに思いを寄せていたB夫は遅れてくるため、残りの5人で高原の別荘に向かった。別荘に着いて暫くとりとめのない昔話に花を咲かせるが、外は天候が悪く雨足が強くなってきてる。先日も大雨でくる途中の道も崖くずれが起きていた。後からくるというB夫を心配するA子だが、4人他のメンバーはのらりくらりと話をかわしてゆく。それに苛立つA子にその場に気まずい空気が流れる。ますます雨が酷くなり外は殆ど嵐のようになってくる………といきなり、ドンドンドン!!ドンドンドン!!ドアを叩く音がする。
「開けちゃダメ!」血相をかえてA子を止める他の4人のメンバー。
「どうして?B夫くんよ!B夫君がきたんじゃない!」
「彼は先日ここに下見にきていて崖くずれに巻き込まれて死んだの!」
ドンドンドン!ドンドンドン!「俺だB夫だ!A子!開けろ!開けてくれ!」
「……どうしてそんな冗談いうの?声だってはっきり聞こえてるのに!」
「開けちゃだめだ!絶対開けちゃだめだ!」
A子は仲間の手を振りきって扉を開けると…ずぶ濡れになったB夫が立っていた。そしていきなり…
「おまえいったい何してたんだ!こんなところでひとりで!?」
後ろを振り向くと、いましがた団らんしていた気配はまったくなく、誰もいなかった。死んでいたのは他の4人だった。
こんな状況に
こんな人に
小話分類怖い話
出典 2ch
投稿者sijisuru
発生日2013-08-02

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